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ブロックチェーンで世界を変える、株式会社フィナンシェのテックチームブログです

TangleというブロックじゃないBlockchainについて

フィナンシェでは隔週でBlockchainの勉強会を開いてます。「TangleというブロックじゃないBlockchain」について話したのでスライドをシェアします。ちなみに、社外の方も参加可能です。興味がある方がいたら、Facebookでご連絡ください。- Author: tak

要約

Blockchainといえば鎖状の形状をしているのが一般的だが、世の中には、網目状や格子状のBlockchainが存在する。DAG系チェーンと呼ばれるものたちで、ブロック自体が存在しなかったり、トランザクション手数料が無料といった特徴がある。 とりわけ有名なのが、IOTAで使われているTangleである。

TangleはIoTデバイスなどの小型端末同士の接続を想定していて、消費電力が少なくなるように設計されている。自トランザクションを自端末で承認する(自身がマイナー)ので、トランザクション手数料が存在しない。そして、マイニング報酬となる追加のコイン発行もない。ジェネシストランザクションと呼ばれる一番最初のトランザクションで全てのコインを発行する。

ネットワークに参加するIoTデバイスを常にオンラインにしておくことがSafetyとLivenessを担保するために必要であるが、これが現実的には厳しい。そのため現状は、Coordinatorによる中央集権体制をとっている。

解決策として、CoordicideやAvalanche等が提案されている。DAG系チェーンは歴史が浅く、発展途上。

スライド